Paperclip で id 連番でない URL を振るには

paperclip の保存ディレクトリ名あるいはファイル名をid連番ではなく、MD5とかSHA1のハッシュ値にするメモ - 超自己満足プログラミング

Google で検索して、やったー!とコピーペーストして動かしてみると、あれれ … エラーが。

/appname/config/initializers/paperclip.rb:1:in `': undefined method `interpolations' for Paperclip::Attachment:Class (NoMethodError)

探してみると、以下のような議論があって、廃止されちゃったのかな。

Google グループ - Paperclip::Attachment.interpolations DEPRECATION

こういう時は原点に戻りましょう。

GitHub - thoughtbot/paperclip: Easy file attachment management for ActiveRecord

"URI Obfuscation" として id 連番ではない URL を振る方法が説明してありました。モデルに以下のように書きます。

has_attached_file :user, {
:url => "/system/:hash.:extension",
:hash_secret => "longSecretString"
}

そんなに長いドキュメントでもないし、いそがば回れということですね … 毎度同じことを学んでいる気がしますが御愛嬌です ;)

お取り寄せに感じる違和感

地方の名産品を味わったり、有機野菜を取り寄せたり、そんなお取り寄せに何となく違和感を感じます。

異る土地の文化や味を味わう、なかなか味わえない丁寧に作られた野菜を食べる、気候が異なる地域の旬のものを食べるっていうのはとても楽しいことだし、もしかすると売る側にも販路拡充、増収にもつながってよいことなのかもしれない。

ただ、輸送による環境負荷もばかにできないし、長距離輸送や数日の保管のために変な状態で収穫されたのって何となく自然ではないし、野菜にも気の毒だ。本来なら自分が住んでいる土地でも食べものは作られていただろうし、季節に合わせて食べるとおいしかったはず。

個人的には地産地消。で、たまに誰かが来たときに持ってきてくれて味わうから貴重だし、嬉しいし、おいしいのだと思う。フランスのワインもおいしいよ、でも、京都にいたら京都の地酒だよね。… といって私が 100% 守れているとは言えないのだけれど。

そんなことを今週ひいきの八百屋さんに「夏に九条葱を露地で育てるのは難しい」と教えてもらって、実際今日他の八百屋さんで20円高いことに気づいたり、母に宅急便を送るついでに京都の野菜を入れたりしながら思ったのでした。

まあ、京都で暮らしているっていう時点でお取り寄せ不要の恩恵に浴してスポイルしているといえばそれまでなのですが ;) 地産地消いかがでしょうか。

http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/110801.html

ヨーロッパの懐の広さ

今プロダクトとサービスをデザインしているプロジェクト Mobile Garden をイタリアのワークショップ Creative Camp Lombardia に招待してもらいました。昨日ワークショップが終わって、改めてヨーロッパのおもしろさを感じ、エントリーを書くことにしました :) (私も参加したかったのですが、急遽決まったことで、イタリアへ飛べず、ドイツチームに参加してもらいました。)

ITのメッカシリコンバレーがあるアメリカ、経済発展イケイケドンドンのアジアに注目が集ることが多いですが、ヨーロッパもおもしろいですよ。

ひょんなことからヨーロッパで作品を展示する機会があって、そのあと1年留学することになって(結局居心地よすぎてもっといてしまった … )、現地のスタートアップ関連の友人ができて交流が広がって、ヨーロッパはおもしろいなあ、すごいなあ、と。

何がすごいのかというと、タイトルにも買いた「懐の広さ」。「ITがハヤリだそら投資だ」「ユーザー数 N 百万人、うしし」みたいな直近の利益を越えて、文化や芸術、哲学のある製品やサービス、それを作ろうとしているキャリアはないけれどエネルギーと創造性はあるぞという人たちをもりあげていこうという気概があるんですね。といって、どこかの国のように芸術家は清貧であれというのでもなく、惜しみなく投資する。どかんと数千万円、数億というのではなく数万円、数十万円から。それでいいと思う。そんな金銭的な投資はもとより、イベントへの招待、ネットワークの提供、他のグループと協業する機会、展示の機会、アーティストインレジデンス、インキュベーションなどいろいろな支援があります。ヨーロッパの文化・芸術に深みがあるのがわかる気がします。# 私は日本の文化・芸術(特に古いもの、伝統的なもの)は大大大大大好きですが ;)

さらにすごいのが、一国の中だけではなく国境を越えて、こういう支援が提供されるところ。これは地続きだからってだけではなくて、ヨーロッパの歴史的背景があるんだろうな、なんて外国人の私は思うのです。あまりにも性格が異なる国の組織が集って何か一緒にするなんて一筋縄ではいかないだろうし、経済問題で混乱したりもするし、依然問題は山積しているけれど、過去の戦争を経て、同じことが起きないようにようにしよう、助けあおうっていう思想は素晴しい。ヨーロッパは United なわけではなくて、それぞれの国やそこに暮らす人たちが Union ていう形で個々の個性を持ちながらつながっていて、ワークショップも参加者がつながってシナジーを発揮するような形になっていて、これはアジア地域でも見習うべきことだと思う。

そんなこんなで、文化・芸術を盛り上げていこうという気概、国を越えた連携の二点はあまり他地域に見られないヨーロッパの懐の広さで、それを私は素晴しいと思う。

ヨーロッパおもしろいよ。特に芸術、デザイン、そんな分野でいろいろしてみたい人はヨーロッパに出かけてみてはいかがでしょうか。現地で勉強を始めたり(学費や生活費は都市にもよるけれど思っているより affordable です)、コンペに参加したり、そんなきっかけから友人の輪が広がって、制作の機会もぐっと広がると思います。

投資・消費・浪費に分けてつける家計簿 3

1月に投資・消費・浪費に分けてつける家計簿についてNHK の情報番組本田直之さんの『ノマド・ライフ』知り、2月から始めてはや3ヶ月。

今月もきちんとつけましたよ :)

今月は、消費75.5%、浪費3%、投資21.5%で、理想の70%、5%、25%と比べるとやや消費が多めの1ヶ月でした。今製品化しようとしている Mobile Garden の生産コストは、これを入れちゃうとかなりの割合投資になって生活が見えにくくなるので、パーセンテージの計算からは抜いています。月間使用金額はすべて込で OK な範囲。GJ。

明日から新しい月、また気合を入れて家計簿をつけるとしましょう。… といってもそんなに大変ではなく、生活が見えて、改善できるのでおすすめですよ。まずは1ヶ月お試しあれ :)


ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと

ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと

野菜弁当の一週間、植物性の食材を工夫して使うのおもしろかった

桜餅は弁当ではないですね … お昼のデザートに作ったので入ってます。煮物に鰹出汁を使ったので完全にベジタリアンではないのですが、今週は野菜中心のお弁当にしてみました。動物性のものは鰹節、卵、バターを使っています。

野菜、きのこ、豆など植物性のものだけでも思いのほかいろいろ作れておもしろかったです。来週も引き続き野菜中心のメニュー試してみたいところ。

お弁当や料理のブログをぼつぼつ書き始めました :)

Obento & Cooking Days


お肉はおいしいけれど、環境負荷が高いので、食欲満たすために、おいしいからという理由で闇雲に食べるというのは先進国の恩恵を受けて育った自分がすることではないと思うのです。アニマルライツの問題もあるし、自分で育てて屠殺できないのに食べるのには抵抗がある。お魚は、船乗りだった祖父の引退後、一緒に海に出て自分で釣ってさばいて食べていたのでそこまで抵抗はないけれど、いずれにしても限りある資源や命あるものに感謝して、おいしく食べたいです。

お肉を食べる量を減らしていっています、といった雑記です

「もう絶対肉、肉ないと困る、山盛り焼き肉したい …」という方ではなくて(友人には殆ど肉とご飯しか食べない人がいたな w)、お肉は好きですがそんなに食べなかったんですね。もともと野菜が好きで、年をとって更におじいちゃんやおばあちゃんの和食みたいなのが好きになり、そんなこんなで無理して食べなくてもいいやと。もちろんおいしいから時々いいお肉をちょっと買って食べはします。。。

何で今お肉を食べる量を減らしていっているかというと、1年ちょっとのヨーロッパ生活を経て、食肉に伴う環境破壊の問題やアニマルライツに目が向いたことが大きいと思います。「動物のことを考えていない国なんて先進国じゃないよ」と言った友人の言葉も忘れられません。原発の事故も私に食べ物のことをものすごく考えさせました。食べること、料理することがものすごく好きなだけに。今も考えます。

お肉の量を減らすと、たんぱく質の不足など、栄養面に気をつけていかないといけないのだけれど、豆や豆製品、お麩などを活用すると驚くほどいろいろな料理ができます。もともと日本では食肉があまり盛んでなかったこと、京都は特に海から遠かったことから、豆腐などのたんぱく源やその調理法が充実したなんて記述を振売に関する論考で最近読みました。京都+++。

現代日本でも随分理解はされてきたと思うものの、環境の話や彼にアニマルライツについてはあまり話題にならない。卵もケージで飼われている鶏のものが主流で放し飼いの鶏の卵は時々見かけるくらい。卵のパッケージではどういう餌が与えられていかに栄養が強化されているかが強調されている :( 京都にはこういう話をしても変な顔しない、真摯な人たちが身近にいてうれしいです。

そんな中、レシピを探すのにも苦労するなあ … と思ったら NHK の朝のラジオすごい。カノウユミコさんという方が、野菜の使い方を紹介しているのですが、菜食とは明言していないものの、掲載されているレシピの材料は全部植物性のもの。早速豆腐マヨネーズ試してみましたがおいしかったです。
http://www.nhk.or.jp/suppin/foodcourt/vegetables.html

飛行機大好きなくせに言うなって言われそうですが、やっぱり環境にはやさしくありたいし、ケージにぎゅうぎゅうに動物が詰めこまれてそれが食べものになっている現状には申し訳ないです。最近手にした『畑とつながる暮らし方』という本に「買い物は投票」とありました。そういうのは食べない買わない、一票を投じない。

そんなことを考えつつ、お肉を食べる量を減らす今日この頃です。

■ 余談: 菜食に役立つ本

前述『畑とつながる暮らしかた』で紹介されていた、北海道の豆屋さんの豆料理の本です。

べにや長谷川商店の豆料理

べにや長谷川商店の豆料理

カノウユミコさんたくさん本出しているんですね。柴田書店からっていうのもいいなあ。いくつか手にとってみたいです。

菜菜ごはん日記 上巻

菜菜ごはん日記 上巻

村上春樹 著 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』読み終わりました

先週末読みたかったのですが、軒並売り切れで、一昨日やっと見つけて読み始めました。昨日は午後雨だったこともあり、2日で読んでしまいました。あっと言う間。

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

楽天ブックス: 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 [ 村上 春樹 ]

感想を書きたいものの、何かを書くとすぐネタばれになってしまいそうで、オフラインで出会った人と語ることにします。この本に興味を持っていて買おうか買うまいか考えている人のために書いておくと、『1Q84』のような、非日常の強烈なインパクトみたいなものはないけれど、淡々と … とも違うな、なんだろう、物語は日々われわれが生きる普通の日常のように進んで、生きるということについて何かしら思うところが自分の中に残って、気持ち良く読み終われる作品だと思います。Amazon のレビューではネガティブなものも目につくけれど、気にせず読んでいいんじゃないかな … ディープな村上春樹さんのファンでないかぎり ;)

そんなこんなです。母が読みたいと言っていたので、京都のお菓子と一緒に送ってあげることにしましょう。

次は何を読もうかな。よい本と出会えますように。

■ 余談

これだけは書かせてください … フィンランドに行きたくなる。。。

フィンランドのマリメッコ手帖

フィンランドのマリメッコ手帖