日常でよい買い物をしにくい国

ドイツから帰って来ました。帰ってきて早々、Freilandhaltung に当たる放し飼いの卵が見つからず、ドイツに戻りたくなっています。猛暑のせいも多分にあるけれど ;) そんな中思ったことを書いてみます。

ドイツでは、ファーマーズマーケットはもちろん、普通のスーパーマーケットでも Bio のマークのついた品物が並んでいます。ドラッグストアのチェーンの dm でも同様。少し高めですが、買うのを躊躇するほどではなくて、「自分にも環境にもよいのなら」と Bio のものを選べます。

Bio で手間がかかる分高くなってしまうというのはわかるのですが、そもそも手が出ないほどだったら絵に書いた餅でしかなく、こういうところ、日本は学ばなければいけないなあと思うのです。反対に物の適切な価格も学ばなければいけなくて、100円ショップ、安売店などを見てなんだかなあ … とも。あと、普通の人が食べてみたい、使ってみたいと思うような見た目でないことが多いのもよくないと思う。「熱心な自然保護活動家向け」では近寄れなくて、ある程度お洒落なプレゼンテーションが必要だと思うのです。

環境には良さそうだけれど何だか近寄りがたくてしかも高い、または、安いけどよくわからない、そんなものが売られているのを見てなんだかなあ … と。もちろんドイツでううーんと思うこともあります。安売り生活洋品店の kik とか。でも、選択肢が身近にあるっていうだけでも一歩も二歩も先を行っている。

ぶーぶー書きつらねてきましたが、近所には大事に作られたおいしい野菜を売るお店、おいしく美しい料理を出してくれるお店がいくつかはあって、応援したいし、もっと増えるといいなあと思います。ファーマーズマーケットも特別なイベントではなくて、もっと日常の一部になるといいな。

そんなこんなです。ドイツ居心地いいなあ、と改めて思うのでした。