お取り寄せに感じる違和感

地方の名産品を味わったり、有機野菜を取り寄せたり、そんなお取り寄せに何となく違和感を感じます。

異る土地の文化や味を味わう、なかなか味わえない丁寧に作られた野菜を食べる、気候が異なる地域の旬のものを食べるっていうのはとても楽しいことだし、もしかすると売る側にも販路拡充、増収にもつながってよいことなのかもしれない。

ただ、輸送による環境負荷もばかにできないし、長距離輸送や数日の保管のために変な状態で収穫されたのって何となく自然ではないし、野菜にも気の毒だ。本来なら自分が住んでいる土地でも食べものは作られていただろうし、季節に合わせて食べるとおいしかったはず。

個人的には地産地消。で、たまに誰かが来たときに持ってきてくれて味わうから貴重だし、嬉しいし、おいしいのだと思う。フランスのワインもおいしいよ、でも、京都にいたら京都の地酒だよね。… といって私が 100% 守れているとは言えないのだけれど。

そんなことを今週ひいきの八百屋さんに「夏に九条葱を露地で育てるのは難しい」と教えてもらって、実際今日他の八百屋さんで20円高いことに気づいたり、母に宅急便を送るついでに京都の野菜を入れたりしながら思ったのでした。

まあ、京都で暮らしているっていう時点でお取り寄せ不要の恩恵に浴してスポイルしているといえばそれまでなのですが ;) 地産地消いかがでしょうか。

http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/110801.html