オーストリアに6ヶ月以上滞在する準備メモ 2 ― 滞在許可証のための書類準備

激激激ニッチだと思いますが part 1 に引き続き part 2 も書いておきます(^^;

留学にしろ、共同研究にしろ、お仕事にしろ、6ヶ月を超える長期滞在の場合に必要になるのが「滞在許可証」。現地で申請するのですが、書類の準備が意外と大変です。

日本で準備していくのは以下2点:

  • 戸籍抄本(アポスティーユ、翻訳、認証が必要)
  • 無犯罪証明書(アポスティーユが必要)

■ 戸籍抄本

本籍のある役場でもらいましょう。もらったら、これを東京か大阪の外務省分室に持って行くか、郵送でアポスティーユしてもらいます。私は大阪の分室が比較的近く、出発日が迫っていたこともあり、直接手続きに行きました。申請の翌営業日にアポスティーユ済の書類を受け取れます。

証明 | 外務省

まだまだ終わらない…。次は翻訳と認証です。

大使館指定の翻訳会社「S&E(エスウントエー)」に訳文を作ってもらい、大使館に認証してもらいます(できあがったものを認証訳文というみたい)。翻訳と合わせて認証もS&Eにお願いできます。私は大使館に行くために再度上京するのは厳しいので、お願いしてしまいました。

S&Eの担当の方に戸籍抄本と、そこに記載されている自分や親族の名前の読みを書いて送付します。認証も合わせてお願いする場合は「認証もお願いします」でOK。

S&EはHPがない…連絡先を載せておきます。一度電話してメールアドレスを教えていただき、以降メールでやりとりしました。

エス・ウント・エー(S&E)
東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービルディング18F
tel 03-5220-6575  fax 03-5220-6556
オーストリア移住情報・査証編

戸籍抄本に関しては以上です。郵送でやり取りする場合は2週間くらい余裕みておきましょう。

■ 無犯罪証明書(渡航証明、犯罪経歴証明書と言われることも)

住んでいる都道府県の警察本部の鑑識課で行うようです。私は京都府警で発行をお願いしました。探してみるとウェブページがあると思います。

京都府警察/渡航者などに対して発給する犯罪経歴証明

上のページには以下のような記述があり、行く前に電話で問い合わせてみるとよさそうです。私は必要書類が足りず、一回出直しました(^^;

申請に必要な書類や手続き方法等は、証明書を要求している国や要求事由等によって異なり、事由によっては証明書を発給できない場合もありますので、必ず事前に、電話により担当係までお問い合わせください。

免許証やパスポート、オーストリアでの受け入れ先からの招待状などを持って手続きに行きました(ほかにも何か持って行ったかも)。書類を記入してすぐ終わるかなと思いきや、記入した書類のチェック、指紋採取など、少し時間がかかります。オーストリアがレアというのもあったかも。時間に余裕を持って行きましょう。

無犯罪証明書は申請してから1週間ほどで出来上がります。が、戸籍抄本同様、アポスティーユが必要です(翻訳は不要)。全部合わせて2週間ほど時間をみておくとよさそうです。


…と、渡航前手続きは意外と大変。慣れてしまえばちゃちゃっとできるのでしょうが、震災後大使館とうまく連絡をとれなかったこともあり、ずいぶんバタバタしてしまいました。

そんなこんなです。楽しく世界で暮らしましょう(^^)