本田直之 著 『ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと』

昨年の秋に日本に帰ってきて、ノマドが大流行していてびっくりしました。

で、何か違和感を感じる。ただカフェで仕事して … っていうと、のびのびした主体的なライフスタイルというよりも、家にもオフィスにも気持ちいい場所がなくてっていう状況にノマドってラベルがつけられて、体良く持ち上げられて、問題から目をそらさせられているようにも見える。カフェで毎日ひとりで仕事していたら多分寂しいよ … 。
# 「これからは海外で働く!」みたいなキャッチにも似たような人を扇動する違和感を感じるのだけれど、これについてはまた今度。

そんなノマドブームに何となく違和感を感じる中、本屋さんで気になるノマド本をみつけて、何度となく立ち読みして結局購入しました ;) レバレッジシリーズの著者 本田直之さんノマド本です。

ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと

ノマドライフ 好きな場所に住んで自由に働くために、やっておくべきこと

「これを読んだら君も今すぐノマド!」的なあやしい本でも「いやいやそんな放浪生活は www 無理 …」なバックパッカー本でもなくて、どうやって主体的でのびのびしたノマド的ライフスタイルを手に入れるか、現実的な方法を著者の経験をもとに紹介しています。世界のどこでもいろいろな人とコラボレーションして、プロジェクトをおこして、楽しくワークライフミックスで生きていく術。

個人的には高城剛さんの過激なノマド論みたいなのも大好きなので、私の原点であったりもするのですが、誰にでも勧められるかというとそういうものではなく、一方で、本田直之さんのノマドスタイルはより多くの人が受け入れやすいと思います。

何となく耳にするノマド的ライフスタイルについて、何となく知っているつもりでも、一冊の本で俯瞰できるのはとてもよいと思います。「いやーノマドになるつもりはないよ」という人も、頭の柔軟体操がてら読んでおくとよいのではないかなと思います。

そんなこんなのおすすめノマド本でした。

■ おすすめ: ワークスタイル、人生と住む場所について考える本 5 冊

どれもとてもよい本ですが、『クリエイティブ都市論』が一番好きかなあ、、、いや、どれも好きだ。

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