Life is beautiful 本 『エンジニアとしての生き方』 アツい良書!

日本を飛び出して、米MSでWindows96/98、IE3.0/4.0の開発に携わって、その後ももりもり開発、起業している中島聡さんの著書です。Life is beautifulのエントリー、雑誌の連載と、書下ろしをまとめたもの。

エンジニアとしての生き方  IT技術者たちよ、世界へ出よう! (インプレス選書)

エンジニアとしての生き方  IT技術者たちよ、世界へ出よう! (インプレス選書)

Life is beautiful

久しぶりに人生とは何ぞや、仕事とは何ぞやという本を読みました。著者の言葉を借りて本書を言い表すと「一度しかない人生、思いっきり楽しもうぜ」。たしかに。で、どう楽しむのかということが書いてあります。これまたシンプルで、本当に好きなことをみつけて没頭する、頭を使って考え抜く、使える英語を習得して世界に出る。

人生や仕事について読むたびに、2004年くらいに村上龍さんが就職情報誌に寄せたコラムにあった言葉を思い出します。正確な表現は忘れてしまいましたが「好きなことを仕事にするのは得策ではないといわれているが、それは本当に好きなことではないからではないか」というもの。

やっぱり、人生、愛と情熱をもって、走りきりたい!そんな風に思える一冊。厳しい指摘ながらも元気になれます。『ハッカーと画家』ほど危険ではないものの、会社を飛び出してしまう人もいそう(^^;

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

# これはもう本当に殿堂本

以下は、私的な諸々。

■ ひとつ感覚的に違うと思うところ

昔住んでみて、最近も時々訪れて、アメリカのことはすごいと思うのですが、最近は欧州や周辺の国がごっちゃり集まった地域に惹かれるんですよね。なんででしょう。ここ数年「京都は住むところ」「東京は用事があれば行けばいいところ」と思うようになったのと似ているかもしれません。これまた今度エントリーに書きたい。

■ 私は何だろうな エンジニア?

エンジニアとも言い切れないしな…言ってもいいのかな…ともじもじしながら本書を読みました。プログラミング、技術構成、翻訳、言語、記事執筆、デザイン、アートいろいろ超絶中途半端です。でも、そういう雑多商店的で、何かよくわからないけれど生きているみたいな人もいてもいいかなと。手を出しまくる自分のことは嫌いではありません、というより大好きです(^^)門外漢でもコンペに挑戦するのが大好き。手を出したどれにも愛情は持っているし、没頭した時の集中力は多分結構いい線いっている(はず)。きっと死ぬまでにどれかから芽は出るでしょう。楽観的に育てていきます。