『40歳からのモテる技術』―異色のモテ指南書、意外や意外、おもしろいかも
なかなかおもしろかったですが、後半1/4のオンラインで女あさりをする話(?)はイマイチだったかな、その辺を割り引いて読んでください(^^;
- 作者: 青木一郎
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2010/10/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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いろいろな偶然が重なって、読んでみましたよ。どうしたら第二の青春を楽しめるか書かれています。秀逸なイラストは手に取った一因でもあります。思わず「それはないだろwww」と突っ込みたくなります。
読み始めると、文章のテンション秀逸。ライター見習いとして、学ぶところ多し。「すみません」が「すいません」になっているなど、えええ…という部分もあるのですが、このくらいテンションの高い文章も書けるようになりたいです。
また、「街中で千人に声をかけろ」とか、「婚活パーティーのフリータイムで百人と話をしろ」という恐ろしい指南さえあります。
まるで苦行、滝行です。こんなやみくもな根性論は、とてもおじさんにお勧めできる代物ではありません。
(p109 「中年男性のための会話上達法とは?」)
例えば、女性側になって座っている周りをぐるぐる回されながら、自己紹介するシステム(通「回転ずし」)…
(p179 「四〇歳からの恋愛ネット戦略その2「自己アピール」」)
…と笑えるだけでなく、納得するところも。
「告白」をやめて「口説く」にしよう
イマドキの若い男性向けの恋愛指南本を読んでいて、あることに気がつきました。それは、女性へのアプローチのスタンスが「告白する」なんです。
私はこれにすっごい違和感を覚えます。なぜなら、私たちおじさん世代が若かりし頃、恋愛指南本のスタンスは「口説く」だったからです。 (p151)
昔がどうだったかは知りませんが、告白って変ですよね。どのくらい変な気がするかというと、プログラムを書く時に「定数や変数をコンピュータにわかるように宣言する」ような感じなんです。プログラムを書く時は、相手がコンピュータだから、そういう風にお話しするのは特に気持ち悪くないのですが、こと人間相手だったら、もうちょっと曖昧にうやむやに攻める感じがあってもよいのではなかろうかと思います。いきなり逃げる余地なし背水の陣は…と。どうなんだろう。
で、ひとつ思い出しました。
スウェーデンの性教育① | Sayaka's Lovely Life ~ステキな生活~
ちょっと日本人の感覚ではわからない部分があると思うので補足すると、
スウェーデンを始め欧米では、
いわゆる”付き合って下さい”っていうのがない。
何回かデートして、セックスして、相性を見て、
それでそのうちに”彼氏””彼女”になるんよね。
この本を読んでいて、読みたいと思った本をふたつメモ。石田純一さんについては、そこここで言及されていて、おもしろいなと思い。もうひとつは、一時一世を風靡した『The Rules』のネット編。特にオンラインデートをしたわけではないですが、ソーシャル・ネットワークの時代におもしろいかなと。
- 作者: 1週間編集部,POP STYLE編集部
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/03/26
- メディア: 単行本
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- 作者: エレンファイン,シェリーシュナイダー,Ellen Fein,Sherrie Schneider,田村明子
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2003/02
- メディア: 文庫
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そんなこんなの異色のモテ指南書。女の人も、その年代じゃない男子も楽しめるかと思います。ただ、冒頭にも書いたけれど、「後半1/4のオンラインで女あさり(?)をする話はイマイチだったかな、その辺を割り引いて」手に取るか検討してください(^^)