第n外国語(n>=2)で文章を書くのは、パズルを解いているみたい

機械翻訳って誰が使うんだろうと思っていましたが、第n外国語(n>=2)を勉強しつつ、なかなか便利じゃない!と見直すようになりました。

言語別に作文する時に使う道具をリストアップしてみます。言語別に使う道具は、左から右へよく使う順。

(a) 日本語: Google、時々辞書
(b) 英語: Google、英辞書郎(辞書)
(c) ドイツ語や中国語などその他の外国語: 機械翻訳システム、辞書、Google

自分が文章を作る様子を観察してみると、(c) では、(a)(b)と文章の作り方が少し違うようです。ちょっとその手順を書いてみます。

  1. 言いたいことを、機械翻訳システムが訳しやすそうな文章にして、訳してみる
  2. 返ってきた訳文の内、よくわからない部分や怪しい部分を調べる
    • 単語を辞書で調べる
    • 再度逆向きに機械翻訳をする
  3. 文章を調整する
    • 語順がちょっと違いそう?という部分を直す
    • 機械翻訳しやすいように簡略化していた部分、足りない部分を書き足す(単語や接続詞でつなぎたい節など)
  4. ステップ1から3を繰り返して、何となく文章が落ち着いてきたら、一般的な言い回しらしき部分を取り上げて(適当に切ったり、固有名詞を*で置き換えるなどして)、こんな文章を書いている人はいますか?とGoogleでフレーズ検索してみる。必要に応じて再度ステップ1から4を繰り返す。

逆向きに訳し直したり、辞書を引き直したりするのは、英語を書く時にもします。Googleのフレーズ検索も。翻訳二十数年の母は、よく「翻訳はパズル」というのですが、機械翻訳を使って第n外国語で文章を書くのはまさにパズル。機械翻訳、辞書、Googleといった愉快な仲間たちと、文章作りパズルを解いている感じです。並べ替えたり、入れ替えたり。

今は、ウェブ上の機械翻訳サービス、辞書サービス、Googleを個々別々に使っていて、結構不便で、これどうにかならないかなあと思います。

この道具とお話ししつつ、パズルを解くのをサポートするシステムは作れないかな。