遊行浮浪の民は必読?『格安エアラインで世界一周』一気読み

寝なきゃ寝なきゃと思いつつ止まらない!

格安エアラインで世界一周 (新潮文庫)

格安エアラインで世界一周 (新潮文庫)

旅行経験豊富な著者がカメラマン氏1名、アシスタント(?)1名と共に格安航空会社を乗り継いで世界一周をしたよという旅行記関空から飛び立って、フィリピン、マレーシア、シンガポール、インド、アラブ首長国、エジプト、ギリシャ、イギリス、アイルランド、そして最後はアメリカのロングビーチへ。一緒に旅をしているかのような気分でもりもり読み進めてしまいます。

片道数百円の値段に目が行きがちな格安航空会社の実情(空港が辺鄙な位置にあることが多い、乗り継ぎを甘く見ていると乗り遅れてしまう、機内が狭い etc)がしっかり描かれているのもよいところ。乗る前に一読しておくと、落とし穴にはまらずすみそうです。ただ、筆者が「せまいよー」と書いているセブパシフィック、昨年乗った感じでは「日本人の体の大きさだったら不満は感じないのではないかしら・・・」と私は思い、人それぞれ感じ方は違うということも念頭に。必要以上に格安航空会社を恐れて敬遠してしまってはもったいないですからね!

あと、途中途中で本編に入ってくる著者の回想録、航空業界やチケット販売方式の変遷など、この業界が長い著者の記述に「へーへーへーなるほど」と楽しめるのではないでしょうか。

旅好きにはおすすめの一冊!540円で世界一周ノウハウが手に入ってしまうなんて読まなきゃ損損です :-)


# この夏、ロンドン⇔バルセロナ、ロンドン⇔リンツオーストリア)を格安航空会社でチャレンジしようと思っていてとても勉強になりました!


格安航空会社については以下の二冊もおすすめ!

格安航空会社の選びかた (趣味の教科書)

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70円で飛行機に乗る方法 マイルを使わずとも超格安で旅行はできる  (宝島社新書)

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