短かい良書: The Next Step: Guiding you from idea to startup

ちょっと前置きが長くなります ;)

技術系の起業支援が盛んな中、シアトルに “conscious company” を応援する Fledge というちょっとかわったインキュベーターがあります。

Fledge – The conscious company accelerators

Fledge is a “conscious company” incubator, addressing an enormous opportunity, the large and growing number of consumers are increasingly: environmentally conscious, energy conscious, health conscious, conscious of sustainability, of community, and even conscious of consumption itself.

去年からお手伝いしているカーボンオフセッティングのプロジェクトで次のバッチに応募して、先週 Skype 面接を受けました。残念ながら次のバッチに入ることはできなかったのですが、Founder で Managing Director の Michael Luni Libes さんとお話しして、プロジェクトの何を見直せばよいかクリアになってとてもよかったです。面接というよりも、プロジェクトについて話しをして、改めていろいろわかって、アドバイスをもらうセッションというとよいかな。ありがたいものです。こういうのって今までなかったかも。

で、やっとここでタイトル書籍に戻ってくるのですが、面接の最後に「もうひとつ助けてあげられることがあるとすれば、この本を読むといいよと言うことかな」と教えてもらったのがこの書籍です。

The Next Step: Guiding you from idea to startup

The Next Step: Guiding you from idea to startup

# Amazon.de や .com では買えるのだけれど、jp では買えない …

時差ボケで変な時間に起きちゃった時、電車移動の際にと読みすすめて昨日読み終えました。起業した経験がない私が言うのも何ですが、どうやって起業するか、変に詳細になりすぎず大枠を 100 ページ程度で伝えている良書です。ウェブ系の起業に特化した本ではなくて、物理的なプロダクトを扱う起業をあてはめながら読むこともできます。章の合間合間で 50 個強の起業を考える上で重要な質問があって、通読した後、起業準備作業としてぼちぼち答えていくとよさそうです。

あとは、英語の勉強というか、英語の本を一冊読んだぞ、と自身を持つきっかけになるかも。ページ数少なめ(でも内容はきちんとしているよ)、中高で英語を勉強していれば辞書引きっぱなし … ということはない単語レベル、文章自体もわかりやすく、すらすら読めます。

そんなこんなでとてもおすすめの一冊です。… が何故か Amazon.jp では買えないんですよね。Amazon.de、.com では Kindle 版、印刷版ともに買えるんだけどな。とたも気に入ったので印刷されたのを買って帰ると思います。お友達はお声がけくださいな。貸します :)