日本は食品過剰包装じゃないかな、必要な数の野菜や果物を買えたらいいのに

日本に帰ってきて、食品の過剰包装にげんなりしています。トレーの上に乗って、ラップをかけられた野菜、袋に入ったものがトレーに乗ってるのなんかもたまに ;) なんじゃそりゃ。

めずらしいかなと思ってヨーロッパの友人に Skype で見せると、真顔で「インフルエンザ対策か何か?」と言われました。いやいや、一年中こうです。あとは「衛生に保つためにそうしているの?」とも。

しっかし何で日本ではこんなに過剰包装なんだろう。日本人の私にもわかりません。ヨーロッパのスーパーでは特に包装されずに積まれている野菜や果物が多くて、必要な個数袋に入れて重さを計って値段を計算して買っていました。野菜売り場にはいくつか機械があって、その上に野菜を乗せて、その野菜の番号を押すと、値段が印刷されたシールが出てくる。で、それを貼ってレジへ。もちろん予めパッケージにされているのもあるのだけれど、包装は簡素。それでも特に問題はなかったし、バナナ一本、りんご一個、トマト2個など、必要な数の野菜や果物を買えるのは単身者にはありがたかったです。新鮮な内に使い切れるし、ほとんど食べ物を捨てることはありませんでした。京都は小さな八百屋さんだとはかり売りだったり、ひとつから買えたりで助かります。

衛生面ではどうなんだろう。友人と買い物に行った際に、「このトマトこっちの方がいいかなー」と戻そうとしたら「一回さわったのは戻さない方がいいんじゃないかな」とのことで、ぐるぐるに包まれてなくても大丈夫ではないかと。

日本の過剰包装に「心が痛む」と言われたのが忘れられません。高度経済成長期には生まれていなかったけれど、その恩恵は受けているだろうから、その時代を責めることはできないけれど、何だか急いで変に先進国みたいになっちゃったのかもしれません。その中で生まれた奇妙なハイスタンダードから「きちんと包装されて壊れてない完璧な野菜がいい」と今の過剰包装に結びついていたりするのかななんて思います。

よくよく見直してみるといらないよね、そんな包装。健全な感覚を取り戻す時期なのかもしれません。

なんだかなあ。日曜の朝から暗い話でごめんなさい。でも世直しの時なのだよ!