はじめてのヒッチハイク — 人の優しさを改めて実感しました

先日、人生ではじめてのヒッチハイク、その翌々日には120kmくらいの中距離ヒッチハイクをしました。
# …といってもヒッチハイカー && カウチサーファーの友人と一緒だったので、やったぜ! とは叫べません ;) ひとりでヒッチハイクは今後の課題。でもかなり普通にできる気がする。

ニコニコして「止まって止まって!」と念じながらヒッチハイクのサインを出します。無反応のドライバーもいることはいるものの、心が折れそうになることはなくて、がんばってねーと笑ってくれたり、ヒッチハイク経験者のドライバーだと「ごめん、ここの人間だから遠くには運べないんだ」とジェスチャーで答えてくれたり。長くても数十分サインを出していれば乗せてくれる人が現れました。車が止まりやすい道路に余裕のある場所を選ぶのも大事。

中距離ヒッチハイクでは、いろいろな人たち、10組ほどに乗せてもらいました。会社に行くついでに乗せてくれた同じくらいの世代の人、「子供には絶対ヒッチハイクはさせないわ、私ずいぶんしたから」という陽気お母さん、農業を営んでいるおじさん、サバイバルゲームのチームのふたり組み、車マニアのお兄さん、びしっとスーツを着たビジネスマン etc etc。車も大衆車から高級車、車種もトラックから家族用の車までさまざまでした。

ヒッチハイクをする前は、同じ世代の人、カウチサーファーヒッチハイカーな同じような価値観の人たちが乗せてくれるのかなと漠然と思っていましたが、そうでもないんですね。「昔ヒッチハイクしてヒッチハイカーを見つけたら止まることにしているんだ」「今もヒッチハイクしていて、ヒッチハイカーがいたら止まるよ」「この道で前に拾ってもらったからヒッチハイカーがいたら必ず運ぶんだ」という人多し。

はじめてのヒッチハイクは、変な個人主義で凝り固まっていた心がほぐれると言えばよいでしょうか、そんな経験でした。何でもかんでも自分でどうにかしようと思うのではなくて、助けてほしい時は「助けて助けて」と人を頼って、他の人が助けを求めている時は助ける。人の優しさ、助けあうことの意味を改めて実感しました。

ひとりだったら、お金を払って電車で行ってしまうところを、「ヒッチハイクいいよ! もう絶対おすすめ」と誘ってくれた友人に大感謝です。

私も車を運転していて、ヒッチハイカーをみつけたら拾おうと心に決めました :D

■ 余談 1

日本の人は折り紙を持って旅をするとよいと思います。私は小さい千代紙をリュックに入れていて、電車でよくしてくれた人、車に乗せてくれた人、おうちに泊めてくれた人に鶴を折って渡しています。思いのほか喜んでもらえますよ。オススメ!
# 子供の頃日本折り紙協会の会員だったくらい折り紙が好き。。。

■ 余談 2

昨年教えてもらった『ウルトラライトハイキング』、目から鱗でした。変な旅をする人は荷物を少なくする術を学べていいと思います。そして、、、シリーズ新刊が出ているじゃないですか。。。ほしい。最後の一冊は地球のヒッチハイキンングガイドではないのですが、id:tomomii さんに教えてもらって(たしか)以来気になっている本。

ウルトラライトハイキング

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ウルトラライトハイキングギア

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銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)

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