無差別級の総合格闘技ライクなアートの世界

# 「無差別級の総合格闘技」って表現は朝ぽろっと言葉になったものなのだけれど、格闘技には全然詳しくないので変な表現かもしれません（＾＾；

今朝まで2週間ほどフランスから来た折り紙の先生とフラットをシェアしていて、立話をすると、話題が多岐に及ぶ及ぶ。数学、哲学、歴史、植物、国際時事、日本（私より詳しいｗ）etc etc。アートの世界って、そういう多岐にわたる興味がないことには深みのある表現、思考を真に表す表現はできないのかもしれない。そんなことを彼女を見て思いました。今お世話になっているボスもそう。「紆余曲折したのよー」なんて笑って言いうけれど、多分そうだからこそ、単なる思いつきでないおもしろい表現をすることができるんだと思う。

もう、なんていうか、いろいろなバックグラウンドの人が、分野問わず技や知識を持ち込んで闘う（ってわけでもないのだけれど）無差別級総合格闘技。
# 歴史や作品を勉強したり、作品のコンセプトを表現したりする上で、英語など言語ももちろん大事なのだけれど、おお！と言わせるものを作ったもの勝というのもそう感じる所以かも。

一昨日、この無差別級総合格闘技感を体現したような本『Crocheting Adventures with Hyperbolic Planes』に出会い、これこれこれ！こういう感じ！！と。編み物の集まり（Stitch 'n Bitch Linz）で数学の先生とハッカー（！）に「アルゴリズミック編み物ってどうかな？」と言ったら、持ってきてくれました（＾＾）# こういうわけわからない出会いや発見があるから、「編み物なんて時間に余裕のある女性の趣味でしょｗ」なんて侮るなかれ。多分何でもそうなのだ。やってみよう、興味を広げよう、で、何かおもしろくつながる

Crocheting Adventures with Hyperbolic Planes

双曲幾何学に関する編み物、植物、彫刻などなど。本は買わないぞ！と決めていたものの、きれいすぎ、話題豊富すぎで、、、Amazon.de で買ってしまいました。素晴らしい。こんな本あるんですね。

そんなこんなで、何だかよくわからないけれど、老若男女バックグラウンド問わず入り乱れてうんこを投げ合う無差別級総合格闘技的なアートの世界に愛を感じるのでした。