無理なことは無理、それはそれでいいじゃないという潔い本3冊

野口悠紀夫 著『「超」整理法』を読んでいます。20年近く前、1993年に出版された本なのに今でもふむふむと思えて、「(個人の扱う非定形の情報を)分類するなんて無理!」と潔く言いきってしまうのが痛快です。

「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)

「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)

で、この手の無理なことは無理!と言っちゃう潔い本を他にも2冊思い出しました。

反哲学入門 (新潮文庫)

反哲学入門 (新潮文庫)

『村上式シンプル英語勉強法』では「英作文なんて無理、英借文をすべし」(手元に本がなくて原文そのままじゃないです)、『反哲学入門』では「日本人が西洋哲学を理解しようなんて無理、土台考え方が根本的に違うんだから(…と言いきっていたっけ、ちょっと怪しい)」。

この3冊、どれも無理なもの(分類、英作文、西洋哲学理解)は無理として、じゃあどうしたらいいのかを悲観的にならずにユーモアを交えて教えてくれます。それもまたいいところ。所謂自己啓発書の「XXしなさい」的な何かとは違う。

そんなこんなの何だか潔い3冊でした。どれもよい本、読書の秋のお供にいかがでしょうか。

# 去年ライターアルバイトをしていた時に科学・技術の読み物がおもしろいよ!という記事を書きました。合わせてどうぞ( ^^)つ好奇心を刺激する!はてなブックマークで人気の「科学・技術の読み物」 - はてなニュース