ラマダン振り返り ― 何で断食したのか、サボりの告白、辛かったこと
8月1日から29日までラマダンの断食をしていました。無事、終わりました。
今日からいつ何時に食事をしていいなんて!コーヒー飲んだりアイス食べに行ったりしていいだなんて!昼間に大学のキッチンで料理してわいわい食べられるだなんて(><)
■ 何でラマダンの断食をしたのか?
細々した理由はいろいろあるものの、私自身よく説明できぬまま始めて、結局は「私が生きているこの世界の一部を少しでも理解したかったから」というのが一番的を射ていると思います。抽象的で意味わかんない&怪しいですが、でもそうなんだ。
もっと身近で具体的なところだと、高城剛さんの『サヴァイヴ!南国日本』に、もっと消費カロリーを低くしても元気でいられる体を作って、極端な話、消費カロリーが半分になれば食料自給率が2倍になると言った下りがあって、どこまでできるか試したかったなんていうのも、今回断食してみた理由だったりします。縄文時代は3日に1度、そこまで極端でなくても、ちょっと前までは1日2度だったとのこと。
今思いだせるところで、あともうひとつ。インドネシアの女性の友人は本当に素敵な人ばかりで(といっても3人なので全般に言えるかはわからないけれど割合で言ったら100%)、彼女たちの品行方正さというか親しき仲にも礼儀あり、でも人情に厚いところって、もしかすると信心深いところから来るのかな?というのを知りたかった。「これお礼にもらってもらって」とか「いっぱい作っちゃったから一緒に食べよう」とか「大丈夫?」とか、でもべったりしすぎない感覚が何というか、妙に合います。私だけかな?宗教も社会環境も違うところだらけなのに、何でだろう?ととても不思議で。
他にもあるかもしれない。また思い出したら書きます。
■ サボりの告白 ― 6日間、ルールを曲げました
プラハとベルリンに旅に出た2日目から5日目(4日間)、パーティーの日と翌日の二日酔いデー2日間、計6日ルールを曲げてしまいました。
どうルールを曲げてしまったかというと、日中 social purpose でコーヒーを飲むことは OK にして、ベルリン最終日とリンツでパーティーがあった2日間は夕食の時間を1時間ほど早めてしまいました。で、二日酔いの日にお茶を何杯か・・・これが最悪ですね(^^;
というわけで、厳密には29日間の内の23日間断食をしました。失礼なことだったら本当に申し訳ないです。。。
■ 辛かったこと
もちろん空腹は辛かった。「慣れるよ(^^)」と言われたけど、やっぱりお腹は空いて、お昼寝が必要だった日もぼちぼちありました。あと、暑い日は朦朧としてもはや作業どころではありませんでした。
空腹以上につらいことがありました。社交と料理の回数が減っちゃうこと。これはとても辛かったです。「コーヒーを飲もうよ!」「アイス食べに行かない?」が気軽にできない、大学のキッチンでお昼ご飯をわいわい作れない、食事を作れる回数が1日2回に・・・(料理好きには辛い)。
でも、だからこそ、何が自分にとって大事なことなのかよくわかったし、多分断食で辛そうにしている人に将来配慮できると思う。そういう意味でもやってみたのはいいことだったと思う。
そんなこんなです。異教徒でしかも信心深くない私がこっそり混ざることを寛容に許してくれた人たちに感謝したいです。
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