楽しむのがうまい人たち ― 夜のお出かけ2ユーロ也、ノミカイ恐ろしいかも?

オーストリアリンツ市に住み始めてますます思うことですが、どうやら彼らは気張らず遊ぶ術をたくさん持っている。

日本でも家飲み、庭や河原でバーべキューなど、随分ふつうになりました。

…が、夜遊びに出かけて2ユーロはあるまい(^^;先日、美術館のスクリーニングを見て、フェスティバルのオープニングパーティー(free for everyone!)に混じって、そのあとカラオケへ。しめて2ユーロ也(250円弱)。フリーだからといって、ここぞとばかりに!と飲食物に人が群がることもなくて、係の人も見張ってるという感じがなくて、みんなそれぞれにパーティーの時間を楽しんでいるところがとてもいいなあと思いました。上品。

この日は特別に美術館が入場無料だったり、パーティーで飲み物が提供されたりで、いつも以上にお金がかからなかったのですが、カフェに集まって深夜までのろのろ話して、飲み物を2杯飲んで 5, 6ユーロ(700円弱くらい。夜はあまり食べないみたい。寝る前だし、私はそれでいいよね、と思います。

日本ではたいてい夜というと飲みに出かけるものですが、4000円、5000円がざら、二次会、三次会、朝まで…となると財布から諭吉さんがいなくなっていることも(TT) もちろんいろいろな wakewakaranai 食べ物、飲み物が出てきてその値段だから、単純に比べることはできませんが、もうちょっと他の人と過ごす時間を楽しむ術があってもいいかなと思います。日本で当たり前だった「ノミカイ」、惰性でやっていましたが、改めて考えてみると恐ろしい。。。

先生(といってもみんなファーストネームで呼ばれていて、日本の「センセイ」とはちょっと違う)が混じるような会でも、大学のキッチンで持ち寄り立ち飲み和気藹藹。4000円x20人=80000円もかかっていないはず。というか4000円に収まると思う…。それでいいんじゃなかろうか。日本で国際学生寮に住んでいた時も、そんな感じで、みんなうまいなあと。

結局、何がしたいかというと「みんなで過ごす時間を楽しむ」ことであって、定期的に何となく集まってとりあえず酒を飲むことではないのだ。もちろんおいしいプロの料理は大事で大好きで、だから、ここぞという時に貯めに貯めたなけなしの貯金で、見た目よし味よし至福の料亭/レストランに行くのは大賛成。

そんなこんなで、日々見聞を広めて、人生をキャリブレーションしましょう(^^)