ラマダンの断食をしています
国際学生寮で一緒だった友人が毎年ラマダンの断食しているのを見て、一緒に断食をしようしようと毎年思い、はや3年。今年こそはと気合を入れて始めました(^^)日の出前に朝食を食べて、日没まで飲食はせず、日没後に夕食をとっています。
ラマダンが始まる8月1日のお昼から始めて(すっかり忘れていて1日はブランチを食べてしまったのです…)、ここに書くのは少し迷っていましたが、まわりの人たちと言葉を交わして、エントリーを書く心の準備(というと大げさなのだけれど)ができたので書くことに。
何を心配していたかというと、まず、私がこういうことをして、真剣に宗教を信仰している人の気分を害さないか。これが一番心配でした。大事な物を外部の人間が駄目にしちゃったら申し訳ない、、、と。facebook には断食に関するポストをいくつかしていて、さっき「これこれこういうことを心配しているんだ」というポストにこれまた国際学生寮で一緒だったイスラム教徒の友人に「大丈夫だよー」と返事をもらえて一安心しました。よかった。
あと、気にしすぎかもしれないのですが、今ヨーロッパに住んでいて、オスロの事件や移民の問題を見聞きする中で、あまり宗教に関係する事柄はオープンにしない方がいいのかなとも思っていました。これは私の弱さでしかなくて、信念があれば臆せず表明すべきものだとは思うのですがなかなかできませんでした。これもまたこちらの人たちと話をして、「いやいやそんなことは気にしなくても」ということで、一安心。コーヒーをすすめられてももごもごしなくて済みそうです。
で、何故にラマダンの断食をしているかというと、世界をもっと知りたいから。知らないことを経験してショックを受けたいし考えたい。あとは、より具体的なところだと、冒頭で書いた尊敬すべき友人の考えを垣間見たいというのもあります。彼女は、海外で育った日本人で、信じられないほど旅をしていて、国内外の学校にもたくさん通って、インド料理とメキシコ料理のお店の仕事をアルバイトを超えて掛け持ちし、今は貿易業に携わっているというツワモノです。人心をつかむなんとも素敵な人なんですよ。生きている時間は私の方が長いものの、全然かなう感じがしません(^^;そんな彼女は「何で十億人を超える人たちがラマダンの断食をするのか知りたい」とのことで毎年断食しているようです。
そんなこんなでラマダンの断食をしつつ、これまでの夏に比べて、より世界に思いをはせる日々を過ごしています。
また近々思ったことを書きます。
# …お腹減った。昨日の夕食は遊びに出かけて少なめ、おまけに朝もそこまで食欲がなくヨーグルトとコーヒーのみだったのです。。。ぐー・・・
- 作者: 井筒俊彦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1991/06/17
- メディア: 文庫
- 購入: 16人 クリック: 90回
- この商品を含むブログ (90件) を見る