多様性に身を晒すのススメ - 海外に住んで感じる「解放されていく感」みたいなもの

リンツに来てもうすぐ3か月。「解放されていく感」みたいなものを感じています。

日本でも、東京から京都に戻って、国際学生寮で生活して、楽しく人生をハックしている(非ライフハック)人たちと親しくなり、ずいぶん解放された感はあったのですが、こちらに来てより一層解放されています。

「大人がこんなことしたら白い目で見られるかなあ」「馬鹿だと思われるかなあ」もじもじ…といった変な遅疑逡巡なくなりました、というとよいかな。大いなる多様性の中では、ちょっとやそっと変なことしても大丈夫。おまけに "good, great, excelennt!" 文化なので、いいやもう、やっちゃえと。

日本には多分、この大いなる多様性的な何かがなくて、少し変なものを受け入れるのに慣れていないというか、悪く言うと寛容性に欠けるのだと思う。あと、変わった物事があまり身近にないが故に、「なんでだろう?」と問い考える機会が少なくて、多くの物事を「そういうものだから」と処理してしまう。

そんな中で、何となく自分で自分を抑制して、知らず知らずの内にがんじがらめになって、ちょっと思いついた変なことをできなくなる。誰かにそうされたというわけではなく、自分でそうしてしまう。いや、そんな中でもわが道を行く素晴らしき人たち(こんな人など)はいるのですが、なかなかそうもいかないよね、と。

で、デトックスではないですが、定期的に「うを、世界って広いなw」「いろいろあるよね」「常識なんてないのかもw」という体験に自分を晒して、ショックを受けて、寛容であるよう心掛けたいなと感じています。「ショック」と書いたけれど、少なくとも私個人にとってはネガティブな意味ではなくて、これは結構快感で、多様性の中に身を置くことはとても愉快なことでもあります。否が応でもユニークな存在でいられるのも楽しいです(^^)

海外(というか多様性に満ち満ちた環境)に身を置いて、解放されていく感を感じてみてはいかがでしょうか。きっと気持ちいいはず!&いろいろな人に優しくなれるはず!

クリエイティブ都市論―創造性は居心地のよい場所を求める

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