日本で感じた不健全さみたいなもの

プロジェクトの成果報告会があり、一週間ほど帰国していました。で、和気藹藹の銀閣寺ハウス、おいしくて美しい和食、大原の朝市などを楽しみながら日本っていいなと思う半面、ちょっとした「不健全さ」みたいなものも感じました。

何を不健全だと感じたのか、うまく一般化して書けないので、具体的に書いてみます。

関空を出て、京都の街について、みんなおしゃれだな、化粧もがんばってるな…、私は旅装で激しくやばいじゃないかwと焦りつつ、何とない違和感を感じました。東京に移動してからはますます。

今住んでいるオーストリアリンツ市では、基本的にTシャツ+ジーパン+ぺたぺたのヒール無サンダルでうろうろしていて特に問題なく、お洒落しないと…という雰囲気はありまりありません。といっても、多くの人は適当な中でも何となく似合う格好をしていて、ちょっとちょっとwって感じではない。これはストレスフリーで、個人的にはとても居心地がよいです。1000円使わない日もざらです。

ROIならぬCOI(comfortableness on investment)なんて指標があったら、あくまで私の場合ですが(というのも comfortableness は人依存だから)、多分日本を大きく上回ると思います。

かたや何ていうのかな、日本に帰ってみると、お洒落合戦というか、きれいな格好しないと、幸せでないと…とお互いに首を絞めあっているというか、出費も半端ないだろうに…と正直なところ息苦しさを感じました。もちろん、純粋に楽しんでいる人もいるのだろうけれど、そんな人はそんなに多くないんじゃないかな。

ここ数年、緩めのブワって服(かつ暑いのに重ね着…)がはやっているのを見て、これはお腹のでっぱりや多段腹隠しファッションでは…!と疑っています。で、安くはないボロ隠しを何枚も買うくらいなら、おいしい物や友達と過ごす時間にお金を使って、心身ともに健康、多少の段腹には目をつぶって、健康な体で無駄のない数枚の大事な服を着る方がよっぽど美しいし、気持ちよくもあるんじゃないかなと。化粧もそう。化粧が落ちて別人が出てくるって、まあ、いいけど、すごいよね…。落とすのも大変そうだ。。。

そんな不健全さを感じました。あ、女の子にだけではなく、男の子にも。

何ていうか、虚構を抜けて、本質的に気持ち良く生きるように移り変わらないといけない時なんじゃないかな。いつまでも虚構にこだわるあまり、自分の首を絞めて、また虚構にこだわって…と負の循環が悪化しては元も子もないよ…と思いました。

ネガティブポストごめんなさい(><)