アーティストとして生きている人たち ― 日本ではあんまり語られない話

芸術大学にいることもあって、美術、音楽(音楽大学も近くにある)などジャンルを問わず

アーティストとして生きているよ

という興味深い生き方の人たちを見かけます。中には会社を作って活動している人も。肩書は、先生、社長、アーティスト、その他諸々…と。学校で教えて、夕方はコンサートして、国外に展示やトークに行って、これよくない?とものやサービスを作って売る。いいですね(^^)

日本にはあまりロールモデルがない感じの生き方かもしれません。。

彼らがどう精力的に活動しているかというと、以下1-4を行ったり来たりしている模様。

  1. 「これおもしろくない?」と作ってみる
  2. フェスティバルなどでみんなに見せる
  3. 「わーそれおもしろい、今度展示しない?」「うちと仕事をしない?」と話をもらう
  4. 他のアーティストと知り合う

(繰り返し)

プログラマの世界では、フェスティバルをウェブやオープンソースコミュニティに置き換えると、結構ありそうな話かも。…というか、こっちではプログラマもアーティストなんですよね。見た目も作るし、必要ならフィジカルななんかも作るよ!と、何かもう境界がありません。みんな入り乱れて異種格闘技戦(祭?)といった感じ。

去年ひょんなきっかけで(メディア)アートやフェスティバル+++な世界を覗いて、留学するぞと意気込んで、今年運よくオーストリアに来れなかったら、こんな世界について知る由もありませんでした。こちらに来て、テクニカルなことはもちろん、寛容さと、大人が楽しく生きる術も学んでいます。どんどんよいものが作られて、みんなで幸せになれる(で、またいいものが作られる)といいよね。

ちょっと前に、そんな世界をふらふらするために必要ことって何だろう?とエントリーにまとめました。

世界でうろうろ生きるのに大事なこと - aki note

明日からパリで、週末準備をして、展示です。他の参加者のウェブサイトを探し出してプロフィールを見ていると、おもしろい人が集まるようです。人間観察も楽しんできます(^^)

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

アートとコンピュータ―新しい美術の射程

アートとコンピュータ―新しい美術の射程