大前研一・柳井正 著 『この国を出よ』(そして来たるべき日に戻っておいで)

著者こゆい(^^;特に大前研一さんは人によって好き嫌いがわかれえそうですが、私は好きです。

この本、出版されていたのは知っていたもののなかなか読めずにいました。先月末に公開された大前研一さんの動画「日本経済メルトダウンの危機!大前研一 家計と個人消費の現状」(おもしろい!)を見て、読まねば…と手に取りました。

この国を出よ

この国を出よ

震災前に書かれたもので、この本に書かれている内容を読んだだけでも「日本マズー」と思いますが、震災を経て、ますます悲壮感漂う日本の将来を案じずにいられないというか何というか。

そのような状況にあって、われわれはどうしたらよいかというと、やいやいと日本の外(というより垣根なしのサバイバルゲームフィールドな世界)に出て行って、勉強するなり、お商売をするなりして、来るべき時に帰ってこようと。大賛成。
# 復興の方をないがしろにしてよいというわけではないです。もちろん。

私は家計なのか小さいころの体験なのか、うろうろするのが大好きで「行けるものなら明日からでも私が!!!!!!!!」という方で、この国際化が進む有象無象の異種格闘技戦状態は結構好きだったりします。

どうせなら楽しまないとね。ちょっとした危機感を感じるものの、個人的には実は楽しい気持ちになる本でした。自分に発破をかけてみたいという人におすすめです。

■ Further Reading

企業参謀 (講談社文庫)

企業参謀 (講談社文庫)

たしか本棚にあったはず。再読したい。

大前さんの章で知ったのですが、ドラッカーが書いた非営利組織についての本もあるんですね。これ読んでみたいな。

知の巨人 ドラッカー自伝 (日経ビジネス人文庫)

知の巨人 ドラッカー自伝 (日経ビジネス人文庫)

何でこれを選んでみたかというと文庫だから(^^;自伝というのもいいですね。渡欧文庫に追加。