ちきりんさんの『ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法』がとてもおもしろいよ、ぜひ!
人気ブロガーのちきりんさんの本。とてもおもしろかったです。前のめりの自己啓発書ではないのはもちろん、単にゆるく思考停止して生きることを推奨する本でもありません。ちきりん節をいかんなく発揮しつつ「その常識は本当?こう考えた方が楽しいよ」と語りかけてきます。イイネ!
- 作者: ちきりん
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2011/01/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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しっかし、著者、ソ連やキューバや中東の国も含め、旅した国は50ヶ国以上って(^^; それだけで尊敬します(私自身について数えてみたら12ヶ国。まだまだ)。
何だろう、日々気になったちきりんさんのエントリーをばらばら読んでいる時は、特に感じなかったのだけれど、この本を読みながら、何度となくちきりんさんって愛情深い人なんだろうなと思いました。世の中では、あまりにも相手のことを考えずに、(無意識に)常識と呼ばれる何かを振りかざす人が多いからかな。
いいな、おもしろいなと思ったところをリストアップ。
- 多数派が正しいわけではない
- 今の不況は下剋上のチャンス
- ブルーカラー、ホワイトカラーに続く、ゴールドカラーの概念、出現(ウェブで読めるちきりんさんの解説 ちきりんの“社会派”で行こう!:新たな職種層、“ゴールドカラー”の登場 (1/3) - ITmedia ビジネスオンライン)
- ちきりんさんにとって食べることと生きることは同義!!!
- お酒や恋愛は、理性と欲望の欲望の側をちょっとだけ後押ししてくれる
- 自分を表現するためのツールが大事、学校ではこれらを学んでいたんだ(!)
元気が出る言葉も。
一度きりの人生、自分の好きなスタイルで生きていけばいいのです。
第5章 ストレスフリーで楽しく過ごす p211
自由に、そして、楽観的に、人生を楽しみましょう!
おわりに p228
ちきりんさんの考え方を通して読んで、ちきりんさんという人の一端を垣間見て、ブログをより楽しめそうです。
■ 続けて読みたい!
小説家の谷崎潤一郎さんと、妻松子さんが、不倫の末、夫婦になったというエピソードが紹介されていて、巻末に参考文献として、『倚松庵の夢』があがっていました。この本読みたい!
- 作者: 谷崎松子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1979/12/10
- メディア: 文庫
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