京都のよいところ、東京のよいところ

京都に戻って3年、東京は「必要な時に来ればよい場所」になりつつありますが、一方で、東京にしかない魅力も。よく、「人も仕事も東京だ」という話を耳にしますが、それともまた違うんだな。うまく表現できません。

よくわからないままに、京都のよいところ、東京のよいところを挙げてみます。

■ 京都のよいところ

混んでいない

満員電車に乗る必要はなくて、大抵の場所へ自転車ですいすい移動できる。これは本当に大事。東京東京♪と帰ってきて、中央線などに乗るたびに思います。観光シーズンはもちろん混むのですが、暮らす京都と、観光で来る京都はまた別もので、観光地に近づかなければ観光シーズンでもそこまでストレスは感じません。修学旅行生の団体とかはあんまりですが…

お客さんをホストしやすい

京都っていう装置のおかげでどれだけ人をホストしやすいか。観光シーズンでなくても、そこら辺の街並みを見に散歩に行ったり、近くでご飯を食べたり、それだけでも。古都 sugeee と感謝しています。どこかへ出ていく時のお土産に困らないのも古都様様です。

適度な近所づきあい、人づきあい

これは銀閣寺ハウスのおかげという気がしないでもないですが、変に個人主義で孤立、寂しい思いをすることがないかな。人の家でご飯を食べることも多いです。アルバイト先でもご飯が出てわいわい食べられるし…ってこれは京都だからというわけではないですね。

学術的な仙人環境

私が学生というのもありますが、図書館がまわりにいっぱいあって、調べ物には事欠きません。大学の映画会なども◎気軽に自転車で遊びに行けます。個人的に好きな、お金がかからない娯楽が多いと言えばよいかな。

生活コストが安い

以前よりも住居費が安くなっていて、おいしい野菜が安いし、外食そこまでしないし、飲み会も持ち寄り飲みだったり、よく行くお店だったりで、oh nooo と高額になることは殆どなし。電車代もタクシー代もほぼ必要なくて、時々バスに乗るくらい。東京都心と比べて生活コストはかなり安いと思います。

遊行浮浪の民にもおすすめ

国外へは、関空から出るのですが、MKやヤサカなどのシャトルバスが自宅までピックアップしに来てくれて3500円から。遊行浮浪の民の拠点としてもよいのではなかろうか。いろいろな国の料理屋さんがあるのも個人的には推したいところ。

last but not least: 悪いところがない

ないんですね… 強いていえば東京に出るのに新幹線だと片道12000円、バスでも4000円程度かかるところくらいでしょうか。静かに本を読んで過ごしたい、勉強したいという人だったら、京都ほどの楽園はないと思います。

■ 東京のよいところ

ぎらぎら遊べるところ…かな?東京郊外から都心へ通学して、大学・大学院時代はまだ京都の良さがわからず月1くらいのペースで遊びに帰って、社会人になって戻って都心(日本橋と恵比寿)に住んで、「ぎらぎらいいわ!」と思いました。今も思います。お昼からお酒を飲んだり、深夜にお酒を飲んだりする背徳感を、何故か東京は加速させてくれます。快楽。こういうのは京都ではあまりないかも。私の知らない上流階級の京都には、東京にない快楽があるのだろうが。そこだけすごいかな、東京。


そんなこんなの京都と東京のよいところなのですが、東京は苦手なところがたくさんあり(満員電車、満員街 etc)、結局、日本で住むなら京都に軍配が上がってしまいます。東京は「必要な時に来ればよいところ」なんですよね。

# 東京ではないですが、釣に行く湘南、葉山のあたりは空いているシーズンとても好きです。