プログラミングがはじめての人のための、楽しいはじめの一歩
先日お茶をしながら、id:tomomii さんが「プログラミングしたいよー」とのことで、何かおもしろいやり方はないかしらと考えていました。
王道通りだと、コンパイラやインタープリタをインストールして、「Hello World」を出して、条件分岐やループを勉強して…、長い長い道のりを経て何か目に見える嬉しいものができるのですが、退屈してしまう可能性も。かくいう私がそうでした。
ありがちなパターン(ないない):
- ゲーム大好き
- 情報学科だ
- ゲーム作れない!? orz
- プログラミングなんて…
これはあんまりよくない。
お昼に改めてお話していると「いろいろな人にリサーチしてみたら Ruby をすすめてくれる人が多かったよ」とのこと。むむむ。
少し違った切り口で二つほど思いついたのでメモしておきます。
■ Processing
Processing のいいところは、何より環境の準備が簡単なこと。公式サイトからパッケージをダウンロードして解凍、中にいる processing.exe を実行するともうエディタが。この間3分。
書き始める段になってもエディタにコードを書いてボタンひとつでコンパイル。短いコードでビジュアルプログラミングができるので、できたものを動かしても見ても楽しいです。くっついてくるサンプルも充実していて、かつ、言語的には Java なので、ウェブ上にたくさん文書があり、文法や語彙などで困ることはないでしょう。
ギャラリーは圧巻で、のぞいてみるとモチベーション上がること請け合い!
Exhibition Archives \ Processing.org
最近新しい本(『Built with Processing[Ver. 1.x対応版] -デザイン/アートのためのプログラミング入門』)も出ましたが、個人的には、ファーストステップはチュートリアルとサンプルで十分で、もうちょっと知りたいときにはBen Fry の原著がおすすめです(Ben のサイトもとてもきれいなのでのぞくのおすすめ)。
Processing: A Programming Handbook for Visual Designers and Artists
- 作者: Casey Reas,Ben Fry,John Maeda
- 出版社/メーカー: The MIT Press
- 発売日: 2007/08/17
- メディア: ハードカバー
- 購入: 9人 クリック: 65回
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はあ…本の表紙もきれいだわ(><)この本持っているので「高いからチラ見したい」という方はお気軽にどうぞ。本持って伺います(京都限定)。
続いてもう一つ。
■ Javascript
「おいおい Javascript なんて…」と侮るなかれ。ブラウザさえあればすぐに始められる手軽さはもちろん、がんばれば物理演算もできてしまいます(^^)
Box2DJS - Physics Engine for JavaScript
Google の JS API で遊ぶこともできますね!Google Gadget Editor(GGE)を使って作った Google Gadget ならサーバーいらずでホストできて◎です。
ビブリオバトルのサイトの動画検索は GGE で作って Google Sites に埋め込んであります。サーバーレスです(実はちょっとサーバーもいるけれど…)。
ビブリオバトル動画配信 - 知的書評合戦ビブリオバトル公式サイト
そんなこんなでしょうか(^^)
■ まとめ
「準備が大変じゃないこと」「すぐにできたものを見られること」に重きを置いて、選んでみましたがいかがでしょう。
n 分でできるよ系だと、
というのもありましたが、やっぱりはじめて中のはじめてという場合にはちょっとハードルが高いかも。
もうちょっと踏み込むと、
という選択肢もあるかなと思いつつ、プログラミングを嫌いになってしまったら元も子もないので、やっぱり Processing か Javascript かな。
結局エッセンスは同じなので、たのしいところでプログラミングの味をしめて、感覚をつかんで、ヘビーなところへちょっとずつ入っていくのがよさそう。
そんなことを思います(^^)
■ 余談
個人的には VS 大好き MS 万歳なので、Windows 環境であれば、Visual Studio もおすすめです。すぐにフォーム作ってボタン作って遊べて◎
Visual Studio IDE、コード エディター、Azure DevOps、App Center - Visual Studio
しっかしもう2010なんですね、はやい…。