産経新聞の一面コラムに驚いた

曽野綾子さんという方の「小さな親切、大きなお世話」のコラム。タイトルは「「学業優先」の責務」。

就職活動か何かの話かなと思って読み始めてびっくり。記事半ばの記述を引用してみましょう。

知識階級といわれている人たちの中に、新聞を読まない家庭がある、ということは、私にとっては驚きだった。私の周囲には、新聞を取っていない人はまれだが、話しているとすぐ分かる時がある。話題がゴシップの域を出なくなる。新聞が正確なことを書くという保証はないのだが、新聞を読むか読まないかは、私にとって人間をより分ける篩(ふるい)の役を果たすようになっていたらしい。私が会社の社長だったら新聞を読まない社員は採用しない。若者だったら結婚相手としても困る。

新聞を「とること」と「読むこと」を混同している感はあり、そこら辺からも何となく現状を知らない感がにじみ出ているような気がします(==)そういえば、以前、朝日新聞の投書欄(?)で和式便器の減少を嘆く声を取り上げていたっけ。こんなじゃいくら中に大事な記事があっても読まなくなるよ!

しかし、このコラムが「これは"魔法界の新聞"だ」と題したiPad発売の記事の隣に掲載されているのは皮肉としか言いようがありません。

ああもう・・・