『野心のすすめ』 - 久しぶりの新書、久しぶりの林真理子さんの本

ニュースで林真理子さんの新書『野心のすすめ』が話題になっていると知り読んでみました :)

若かりしころ anan の一番最後のページの「美女入門」を読んで随分いろいろ学んだものです。美女入門というタイトルとそれを読む自分との間のギャップがはずかしくて読んでいるとは公言できませんでした。若かったですねえ(遠い目)

それはいいとして、本題の本書はどんな本かというと、これまでの著者の武勇伝を交えつつ「ユニクロ松屋、低空飛行でいいやってどういうことよ、大志をお持ちなさい」と若い世代を叱咤激励しています。人によっては自慢話ばっかりと受け取るかもしれないのですが、私はそれはそれはもう林真理子さんのエッセイが好きで、そこは「ハハハ、今でも健在だなあ」と楽しめました。多分他の人が同じタイトルと内容で書いていたら手に取らなかったと思います ;)

後半は結婚、子供を持つことなどどちらかというと女の人向けの話で(彼女や奥さんがいる男の人が読んでもためになるとは思う)、私はどちらかというとこの後半でいろいろ考えること多かったです。結婚どうすんだろ、高齢出産になってしまうかね … というかそもそも生めるのか、などなど。36歳で結婚、不妊治療を受けて、44歳で出産、という著者のメッセージは重い。

そんなこんなで久しぶりに新書、久しぶりに林真理子さんの本を読んで、どうしたらものやら w と思うことはありますが、野心ぎらぎらトラの人生を歩んできた著者の足跡を読んで、がんばらないとねとスカっとした気分になりました。

好き嫌いかなり分かれそうですが、個人的にはかなりおすすめです。