部屋探し難航中、オーストリアやドイツの high living standard について書くよ

京都で部屋を探しているのですが、なかなか思うような部屋がみつかりません :(

オーストリアやドイツで、high living standard なるものを経験すると、適当に妥協できない … "high living standard" って話になった時、意味がわかりませんでした。「日本も先進国だし、きれいだし、特に違わないよ」と思っていたのですが、しばらくいると、今はもう胸を張って日本の家、特にアパートは見せられません。家全体の作り、あと、特に台所とお風呂。「このかぶれめ!」と言われそうですね ;)

なんだろう、オーストリアやドイツの人が金銭的に裕福で、特段贅沢な暮らしをしているというのではありません。ひとり220ユーロ(2万円+)くらいで学生4人が協働生活しているフラットでも、ひとりひとり8-10畳くらいの部屋があって、きちんと光が入って、こざっぱりとしていて、台所やお風呂やシャワーはきれいにしやすい作りになっていました。オーストリアで2軒住んで、オーストリアやドイツのいろいろな住人構成のおうちにお邪魔して、大体どこもそんな感じでした。ポルトガルで住んでいた部屋も、オーストリアやドイツほどではないですが、近いものはありました。あと、どこも新築ではなくて、築数十年なんてザラ。

日本でお金を払えば同じような生活ができるのかというと、多分、少なくとも都市部では難しいと思います。今までで一番家にお金を使っていたのは、東京で恵比寿のフラットを借りていた時で、月17万円くらい。都心の水準としてはそんなに高い方ではないけれど、風呂や台所は掃除しにくかったし(特に排水溝のところ、もっとシンプルな作りにすればいいのに!)、変な位置にトイレがあって、光はある程度入るものの、昼間に電気なしで OK というレベルではありませんでした。

うーん。

適当な家を作って、「新築」とうたって貸して、古くなったら使い捨てしていくというのが気持ち悪いです。もう物価が高いのは諦めるとしても、きちんと家や建物を作って、直して長く使うってできないのかなあ … 日本は地震の多い国だから仕方ないのだろうか。

ヴィトンのバッグを大枚はたいて買うのも、ディズニーランドに通うのも、いいとは思うのだけれど、やっぱり生活の基本的なところを大事に生きていくのも大事なんじゃないかなと思います。

愚痴っぽいエントリーですみませぬ。。。来年夏にはまた戻るとわかっていても、ヨーロッパホームシックです。