モスクワのシェレメチボ空港、アエロフロート普通によかったよ

1970年代の空港、何もない空港で数時間待ちは地獄、乗り継ぎであんまりいい思いをしなかった、機内食のジャムがジェル状を通り越してジュースみたいだった … などなど、いろいろ不安になる噂を聞くモスクワのシェレメチボ空港とロシアのアエロフロートですが、普通でしたよ。心配して損したぞ。お財布にもやさしかった。

Aeroflot
シェレメーチエヴォ国際空港 - Wikipedia

モスクワ-成田便の機内には iPhone を充電できる USB のジャックもありましたよ :)

一方で事故率は決して低いとは言えないのも実情。直近20年間で事故5件、10年間で事故1件、最後の事故は2008年。ただ、直近10年で見ると Air France の方が高かったりもするので何とも言えませぬ。この辺はご自身で判断を。
Airline accident ratings

私の場合はウィーンから出発、モスクワのシェレメチボ空港で乗り継いで、成田空港着。

■ ウィーンからモスクワへ

3列3列の小型の飛行機で、座席は満席ではなく、結構余裕がありました。お昼ご飯が機内サービスで出て、サラダ、牛肉の煮込みとご飯、チョコレートをおいしく食べました。ただ、ウィーンで出発が30分-1時間くらい遅れて、モスクワ到着が遅れました。私は結構余裕がありましたが、モスクワで乗り継ぎの時間が短かい人はどきどきかも … 航空券を探していた時、乗り継ぎ 50 分なんていう航空券も見かけたので ;) 発着ターミナルによりますが、空港内で結構歩きました。

■ モスクワ乗り継ぎ

友人の友人が乗り継ぎの際のパスポートコントロールか手荷物検査か何かで別室に案内されてあまりいい思いをしなかったなんて話を聞いていたので、若干心配していましたが、他の空港同様、スムーズに乗り継ぎできました。パスポートコントロールや手荷物検査で待たされることもなし。
空港内もターミナルによっては、これからお店が増えるのかなというターミナルもありましたが(ウィーンからの便が着いたターミナルはそんな感じでした)、食事、買い物普通にできます。ターミナルによってつながりにくかったりしますが、無料でインターネットにもアクセスできて、電源も空いていれば使えます。ボルシチピロシキを食べて、インターネットを楽しんで、乗り継ぎ待ちの時間を過しました。

寝られるコーナーみたいなのがあって、個人的には乗り継ぎ十数時間(安い航空券を探していると時々選択肢として出てくる)でも大丈夫だなと思いました。好みにもよりますが ;)

ひとつ難点を挙げるとすると、大きな本屋さんを見つけることができなかったことくらいでしょうか。ロシアのデザイン雑誌を見てみたいなと思っていたので残念でした。あと、ユーロかドルで併記されていないことが多くて、値段わかりにくかったです … ;)

■ モスクワから成田へ

2列4列2列の大型の飛行機で、座席はほぼ満席。まあ、安いから致し方なし。ウィーンからモスクワへの便同様、私は機内食楽しめました。適量なのも良。映画のラインナップがよかったのうれしいところ。ただ、座席の前についているターミナルは英語かロシア語のみで、映画は字幕無なので日本語字幕がほしい人という人は映画に期待して、読む物などを持っていないと、時間を持てあましてしまうかもしれません。iPhone に娯楽を入れておくというのも手。エコノミークラスの座席でも充電できるのです。試していませんが、iPad も充電できるかな? LAN ケーブルを挿せるところもあったので、今度ケーブルを持って乗って何ができるか試してみます。というわけで機内での時間は快適に過せたのですが、またまた搭乗・出発が遅れ、到着が一時間ちょっと遅れました … 日本で国内線逃してしまった人もいるんじゃないかな。ここは注意が必要。


そんな感じでしょうか。リーズナブルな航空券が手に入ることもあるアエロフロート、事故率はちょっと気になりますが、悪い選択肢ではないと思います :)


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