ヨーロッパで結婚式とかバレンタインとか体験して思うこと

先週末、モンゴル出身の友人とオーストリア出身のお相手がウィーンで結婚式するよとのことで結婚式に出席してきました。教会で式をして、ホテルでみんなでわいわい食事。で、昨日がバレンタインデー。

こちらでは適当にみんな好きなように結婚式やバレンタインデーといったイベントを楽しんでいるようです。結婚式では思い思いに新郎新婦が喜びそうなプレゼントを用意して(御祝儀ない)、バレンタインも「チョコでヴィトンを釣る」(けだし名言. borrowed.) ようなのじゃなくて、これまた趣向を凝らしたプレゼントをあげたりもらったりします。カップルは食事に行ったりはするみたいだけれど、デパ地下高級チョコレート戦線なんてない www 私はみんなで遊べるといいなと思って Words for Life というウェブアプリケーションを作りました :D


Words for Life - Send beautiful words to your dearest people

ウィーンで泊めてもらっていた香港出身の友人とこの違いは何じゃろねという話になって(といっても中国のバレンタインは日本のほど激しくはないみたい)、その時に口から出たのが happy competition という言葉。本人たちがうれしくてやっているというよりも、何だろうな、まわりとの競争になってないかい? それがルーチンになってないかい? と。個人的には当事者がうれしければそれでいいし、そうなるように創造性を発揮しようとするこっちの文化好きです。楽 (楽しく気楽)。ポジティブでクリエイティブな個人主義。Mature で精神的に豊か。いいね。

そうそうそういえば、子供の時、アメリカでもバレンタインを体験したけれど、その時もみんなまわりが喜びそうなものをそれぞれ用意するといったものでした。私は母と同じクラスの友達や先生にあげるためにカードを作りました。そんなでいいんじゃないかな。

ヴィトンの何かもそりゃもらえば多分うれしいけれど、スペースレス & プライスレスの動画が送られてくるとか、宝探しをさせるとか、そういうのって別次元の喜びがあると思います。子供に戻ったみたいで楽しいじゃないね。バブル時代っぽい何かはもう過去のものだよ、きっと。

そんなことをヨーロッパで結婚式に呼んでもらって、バレンタインを過ごして思いました。みんなどうですか?


# ポジティブな個人主義とは逆の自己責任論的個人主義について先週ベルリン夜なべして話しました。これまたポストします!