オーストリアと原発の話

同じ研究部屋にいるオーストリア出身の電子音楽の先生に教えてもらった話を。

オーストリアにも昔原発を作ろうという動きはあって、実際にウィーンの北にあるツヴェンテンドルフ(Zwentendorf)に1977年に1基作られたのだけれど、結局住民投票で稼働することはありませんでした。現在この施設は、原発の研修施設として、ドイツはじめヨーロッパの他の国に利用されているとのこと。オーストリアで最大の電力供給源は水力発電(6割強)で、火力発電(約3割)が続きます。

東北地方太平洋沖地震との関連で、この辺りの経緯やオーストリアはじめヨーロッパでの動きをまとめたよい記事があります。地続きで隣国との関係を意識する(日本も海を隔てているとはいえ近くの国との関係を意識する必要はあると思うのだけれど…)ヨーロッパならではの雰囲気もうかがえます。

http://webronza.asahi.com/global/2011032900001.html

そのほか、ツヴェンテンドルフの施設が太陽発電所として再スタートという記事も。

【オーストリア発】原子力発電所が太陽光発電所として再スタ ート - 地球上みんなの幸せをめざして - Yahoo!ブログ

他国、他地域に学びましょう。お時間ある方はぜひどうぞ(^^)

■ 余談: オーストリアの水

こちらでは水道水を飲めます。前述の電子音楽の先生曰く「オーストリアは自然の水がおいしいよ。カルキが気になるようだったらフィルターつけてもいいかも、でも多分いらないんじゃないかな」とのこと。日本以外にもそんな国があったんですね。Super!