不安定なこの世界で、どうロバスト性を担保するか

昨日、リークやジャーナリズム、お釈迦様のことまで雑多に話をしていて気付きました。最近私は「不安定なこの世界で、どうロバスト性を担保するか」に興味を持っているようです。

特に新しくはないけれど、インターネットのアーキテクチャに学べそうで、キーワードは「分散」「冗長化」。私たちが思っているよりも、不安定で壊れやすいものとしては…

  • ただ一人だけを思う永遠の愛
  • 組織(その寿命は人生よりも短いかもしれない)
  • 情報管理システム(政府と言えど、どこから情報がリークするかわからない)

# 中央集中型の発電所などもこれと似ていますね。

現状のシステムが最適ってことは多分なくて、では、人生から組織までどうシステムを設計すればいいんだろう?WikiLeaksに興味を持ったのもこの辺の興味と相まってかも。で、きっと世界はロバストな設計を採用し出すんだ(というか一部ではもう始まっている?)。

宮台真司 著『日本の難点』に以下のような一節があります:

社会学者のニクラス・ルーマンは「おかしなことは何も起こりません」という期待を「慣れ親しみ(安心)」と呼び、「いろいろあっても大丈夫です」という期待を「信頼」と呼びます。「安心」は脆弱ですが「信頼」は強靭です。対面コミュニケーションを「信頼」ベースにするべきです。

日本の難点 (幻冬舎新書)

日本の難点 (幻冬舎新書)

人としては、「いろいろあるけれどなんとかなるだろう」と思っている方が、他人に対して優しくニュートラルでいられるし、気持ちよく生きられるのかもしれません。情報管理についてはどうなんだろう?これは今のところ no idea でとても気になります。聖人君子で透明性を担保して…それが唯一の解?

前述のニクラス・ルーマンさんの主張がおもしろそうなので、考えをすすめるべく著書を読んでみたいです。

社会の科学〈1〉 (叢書・ウニベルシタス)

社会の科学〈1〉 (叢書・ウニベルシタス)

マスメディアのリアリティ

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情熱としての愛―親密さのコード化

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なんかよくわからないエントリーになっちゃいましたね、、、失礼しました。