お金の使い方について思うこと ― 孤立した消費、そうじゃない消費

最近思うことを。

「何」を「誰」から買うのかが大事で、みんなと楽しめるものを、顔の見える人から買うのが最良かなと思います。

もちろん、ちょっと奮発して高い洋服や化粧品や靴を買うのも、いいのですが、バランスがある気がして、少し年をとって、飲んだらなくなっちゃうけれど、みんなで楽しめるお酒なんかに消費の比重を置くようになりました。誰かと分けたら楽しいだろうなと物を買うことも多くなりました。媚びるわけではなく、みんなで笑えるとやっぱりいいじゃない。

自分の知的好奇心を満たしたいとご飯以上にお金を費やしている本ですが、これも以前と比べて、買って読んで、そのあと「ここがよかったよ」と共有できるように整理して、公開することに時間を費やすようになりました。旅もそうかな。

いろいろな人との関係を築いて、広げていく糸口にお金を使うようになりました。それでまたおもしろいものを知り、共有するという感じでしょうか。自分だけで閉じた消費なんて mottainai.

あとは、「何を買うか」ほどこだわれないものの、「誰から買うか」というのも、大事だと思います。知っている人が一生懸命作っているもの、売っているものを買えたら多分お互いうれしい。おいしいと思ったらおいしいと伝えられるし、おいしい食べ方も習えるし。近くの八百屋さん、酒屋さん、本屋さん、野菜を作っている人、パン屋さん、買い物に行って、話をするのも楽しいです。商品を介して広がる感じでしょうか。

そんなこんなで、お金の使い方が変わりつつある今日この頃。マルシェに行ってそんなことを思うのでした。