基地問題どう考えたらいいのだろう?

NHKの「青春リアル」という番組があるのですが、今回ちょうど沖縄の基地の話題でした。

番組ウェブサイトを通じ、10代20代が悩みについて語り合い、社会や自分と向き合う姿を描く「青春リアル」。東京でアルバイト生活を送る“てびち”(24歳)は、沖縄県普天間基地がある町の出身。6年前、通っていた大学に米軍のヘリコプターが墜落した事件をきっかけに、基地問題を考えるようになった。しかし、東京で出会った人の中には無関心な人もいる。どうすれば「他人事」で終わらせず一緒に考えていけるのかを問う。

http://www.nhk.or.jp/ss-real-blog/history/post-162.html

米軍基地問題について、どう考えたらいいんだろう?と考えています。合理的に最適な場所に基地をおくと言う考え方もよくわかるし、でも、それで割り切れない部分はあるという人たちの気持ちもわかる(かもしれない)。

もやもや。

番組冒頭の以下の発言にびっくり。

  • 29歳の専業主夫 「僕は、半径5mはおろか、自分の胴回り90cmしか考えられないぜ。今日の夕飯はどうするか?とか子供を寝かすのはどっちからにするか?とか」
  • 27歳 中学校教師 「私の半径5mにも社会問題が入り込むすきはない・・・。明日の授業どうしよう?来週部活の大会だけど大丈夫かな?とか。」

冗談だとしても、あまりいい発言ではないのでは。この主夫の人は子供に聞かれたらどう答えるんだろう、この先生は生徒に質問されたら答えるんだろう。質問のために回答を用意しておくというものでもないけれど、それは思慮が浅すぎじゃないか??? 何だかなあ・・・と自分の無知を棚上げして思ってしまいました。

ずっとこんな調子で続くんだったら見るのやめようと思ったのですが、そこはNHK

問題を提起した子は、米兵に対する嫌悪感がある一方で、沖縄で高倍率の基地内就職を目指す人、身の回りに米兵はいるけれど必ずしも彼らを嫌っているわけではないとのこと。ああ、複雑なんだなあ、と。マクロな国防の視点ではなくて、人が生きるミクロな視点ではこうなんだなと。

でも、どうしたらいいんだろう。みんなが完全に満足なんて答えはないし、鳩山君の煮え切らない態度はいけないかもしれないけれど、難しい問題ですよね。

京都に基地が来たら、私はどう思い、どう行動するのだろう。