「参加のまちづくり入門演習 春」にさんかしています その1

復習エントリを書かねば書かねばと思いつつ、二回目の演習が明日に迫っています…。

4月17日 参加のまちづくり入門演習 春

先週の内容を上のページから:

  1. 「クオリティ = 名付けられぬ質」の実験
  2. 似顔絵描きによるセンタリングプロセスの体験
  3. ワークショップでワークショップの本質を学ぶ ― 段ボールによるテーブルづくり
  4. フィールドワーク(まち歩き)
  5. 診断基準リストづくり ― フィールドワークの結果の「ボトムアップ」によるまとめ方

二人一組になって似顔絵を書きます。鼻の穴からボトムアップに書いていきます。演習を通じて勉強するボトムアップアプローチを示唆しつつ、アイスブレイクも含んでいたようです。
# しかし、人の顔を描くなんてそれこそ小学校ぶりくらい?

で、次はメニューと前後するのですが、画用紙をもって各々街へ。目につく何か、感動した何かをスケッチしてきます。お昼込2時間ほどかな?みんなが持って帰ってきたスケッチについて、ディスカッションをして、スケッチが物語っている対象の大きさで大中小に分類。自分がどの分類で考えを深めてみたいか分かれてこのトピックについてはいったん終了。

グループに分かれたところで、グループで作業するためのテーブル作りがはじまりました。段ボールを使って、これまたボトムアップアプローチで作ります。

机作ってます。楽しい:-) できた :-)

段ボールは一枚300円ほどで、6,7人用のテーブルを10枚くらいで作れます。3000円の即席テーブルですね(^^)

テーブルができたら、この日の締めの作業。分類したスケッチからパターンを作っていきます。たとえば、「懐かしい昭和の香りのする工場」のスケッチをもとに、「こういう雰囲気を残しつつ、この建物や利用者の抱える問題を解消して、よりよいものにするパターン」を考える感じです。

各グループで作ったパターンを共有してこの日の作業は終了。ピザをとって作ったテーブルで懇親会をしました。

「より理解を深めるために読むといいよ〜」と講師の中埜先生(この先生がまたおもしろすぎる!)が言っていた本を二冊のせておきます。アレグザンダーの三部作の二冊目と三冊目です。

パタン・ランゲージ―環境設計の手引

パタン・ランゲージ―環境設計の手引

オレゴン大学の実験 (SD選書)

オレゴン大学の実験 (SD選書)

明日の講義に備えてそれぞれ目を通したのですが、長くなってしまうので感想はまた別エントリに。

そんなこんなのたのしい演習、明日が楽しみです。

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余談:

何でこのワークショップに参加することになったかというと、年初に江渡浩一郎さんの『パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)』を読んで、ずーっと興味を持てなかったデザインパターンってこういう出自なのね!と興味を持てるようになり感動したことと、ちょうど未踏にメディアアートに関するテーマで採択されていて、展示場所としての建築にも興味を持ちつつあったことが大きな要因かなと思います。参加費25000円+交通費で迷いに迷ったけれど、たくさん考えるきっかけを得て、出費の価値有だと満足しています(^^)

パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)

パターン、Wiki、XP ~時を超えた創造の原則 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)