日本発で日欧往復するのって、ヨーロッパ発で日欧往復するより高くないか? を検証してみるよ

以前から「日本発で日欧往復するのって、ヨーロッパ発で日欧往復するより高くないか? 」と思っていました。感覚的には、日本発で日欧往復すると最安でも10万円前後、逆は5万円台からあるという感じ。ただ、これ、思うの域を出ず、改めて検証してみることにしたよ!

片道航空券の値段は往復航空券の半額ではないので、ちょっと工夫が必要です。

こんな往復しないよ w と言われそうですが、航空券の値段の違いを検証するために、10月にフランクフルト-東京間を以下のような日程で2往復することにしてみましょう。

1 10/1 フランクフルト(ドイツ)→東京
2 10/10 東京→フランクフルト
3 10/20 フランクフルト→東京
4 10/30 東京→フランクフルト

往復でチケットを買う方法は2つあります。

  • Case A: フランクフルト-東京 x 2 (10/1-10/10 と 10/20-10/30)。上表の1と2、3と4で往復にする。
  • Case B: フランクフルト-東京 (10/1-10/30) & 東京-フランクフルト (10/10-10/20)。上表の1と4、2と3で往復にする。

それぞれの値段を Skyscanner で計算してみると、以下のようになります。

一番安い組み合わせで、フランクフルト発 x 2 の Case A と、フランクフルト発 x1 と東京発 x 1 の Case B では277 ユーロ (約27700円) 違います。ふたつのケースの違いって、日本発が入っているかいないかという出発地の違いだけじゃないかな。うーん。あと、調べていて、フランクフルト発の日独往復で JAL が 784 ユーロというのが出てきて驚きました…。日本発の便をこんなに安く提供することはないのに(多分)。

この差ってどこから来ているのだろう。以下はあくまで憶測ですが、日欧往復便に乗ってみると、乗客は大方日本人の観光客かなということが多くて、ヨーロッパからの観光客やビジネスマンを呼ぶために、日本がお金払って安くしたりしているのかな? あとは「日本人お金払うだろ w」的なふっかけみたいなのがあったらやだなと、しかも、時刻の JAL からも…なんてねえ orz

ただ、この壁を乗り越える手もなきにしもあらずなのです。頻繁に往復する人で渡欧の日程がはっきりしている人だったら、最初だけ格安のアエロフロートの片道切符(4-5万円くらい)なんかを買って、その後はヨーロッパ発のチケットで往復するという手も。私はつい先日までこの状態でした。日程変更は 10000 円くらいからできるので、スケジュールがやや不確定でも意外と何とかなります。お盆などの繁忙期の時期のチケットなんかは日程決まっていなくても安い内に適当に予約して、後日日程変更ってギャンブル w もできますよね。あと、安い時期に予約して繁忙期に日程変更したらどうなるんだろう。この前、これを期せずして試すことになったのだけど、夏休み初期の日本→オーストリアのチケットは 15000 円でお盆の日本発に変えられました。

日程変更の可否については、以前、旅行代理店にはできないと言われて、航空会社は「できるよー」ということがあって何とも、、、。困ったら航空会社へ電話しましょう。チケットの種類にもよりそうですが、Skyscanner でみつけて直接航空会社のウェブサイトで予約したもの、Opodo などのネットの旅行代理店で予約したものは結構できるんじゃないかしら。

そんなことをもやもや考えるのでした。詳しく知っている人いたら教えてくださいな :)

日本に住むと、ほかの国に出かけるの高いですよね。困った困った。

■ 追記

日本から欧州を2往復する予定のある人は、日本発欧州往復便と、欧州発日本往復便にして買うと特にトリッキーなことをしないで数万円安くできますよ :)